IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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透明人間の蒸気(ゆげ)
新国立劇場 中劇場/1階4列39番

作・演出/野田秀樹
美術/堀尾幸男  照明/小川幾雄
衣装/日比野克彦  美粧/柘植伊佐夫
選曲・効果・演出補/高都幸男  振付/川崎悦子
演出助手/坂本聖子  舞台監督/矢野森一
芸術監督/栗山民也  主催/新国立劇場
演奏/福原寛菜、松坂典子、山田貴之
出演/宮沢りえ、阿部サダヲ、野田秀樹、高橋由美子、手塚とおる、有薗芳記、大沢健、秋山菜津子、六平直政 ほか


<STORY> 結婚詐欺師のアキラは鳥取砂丘まで逃げてきたところでサリババ先生と暮らしている三重苦のヘレン・ケラと出会う。天皇の勅命を受け「二十世紀で消滅してしまうもの」を収集する華岡軍医らに捕まり、事故で透明人間になってしまったアキラだが、ただ一人ケラだけは彼の姿が見えていた…
今日はなんと最前列ど真ん中での観劇で、感激〜(≧▽≦)
(優先予約の時に、友達がジャストで繋げて取ってくれたチケットなの)
17日に座席の下見を済ませていたから(笑)、
ずんずんと席に向かって進んでいったんだけど
はて、私の席と思われる場所にはすでに人が座ってるぞ??
「知らぬ内に前に1列足されたんだろーか?」と思ったけど、1番前は間違いなく4列。
既に気分は最前列だったので、Wブッキングだったらどうしようと怯えつつ
「あのー、この席に間違いないですか?」と聞いてみた。
不安そうに「はい」と答えながらチケットを確認した人の驚愕の呟き…「あっ、明日だ」
帰っていく後姿が何だか気の毒で、もぎり嬢も気付けよって感じ。
とまぁ、多少のハプニングはあったものの、無事に最前列に着席。
実際に座ってみると、これが思った以上に舞台が近い。
数十センチしか離れてない上に舞台の高さがない(30センチくらいかな)ので
役者さんが屈みこんだら、目線が同じになっちゃう。
かつてないほどの緊張感の中で開演を待ち、その緊張は終演まで続いたのでした。
おかげで、2度目の観劇にもかかわらず理解は深まらず、眠気まで襲ってくる始末(-_-;;
終演後に聞いたら、友人も途中で眠くなったとのことなので、
これは緊張感から来る眠気に間違いない(爆)
ということで、あまり大した感想は書けないんだけど、気付いたことをいくつか。

1)砂丘=ダンボール
初日に観た時には気付かなかったんだけど、舞台はすべてダンボールで覆われていた。
表面を被わず波型のままにして、役者さんが歩くと足跡が残るようになってるの。
靴(ほとんどがNIKEだった)も足跡が残りやすいものを選んでるんだろうけど
ホントに砂丘だ〜と感動してしまった。

2)のらくろ軍曹あっぱれ
華岡軍医(手塚とおる)がポケットから梨を取り出すシーンで
引っかかってしまったのかうまく取り出せず、客席の方に転がってしまった。
すかさず、のらくろ軍曹(有薗芳記)が犬のように拾いに行き、
華岡軍医に手渡したんだけど、アドリブだと感じさせることもなく、
まるで最初から演出されてるかのようだったの。
役になりきってるんだな〜と感心してしまった。

3)10割−8割8分8厘=1割2分2厘?
『この世の9割9分9厘は憎悪で出来ている』というセリフを
サリババ先生(野田秀樹)が間違えて『8割…』と言ってしまったの。
一瞬の間とかすかな笑いの後に『…8分8厘の憎悪で出来ている』と続けたんだけど
その後に続く父刑事(六平直政)のセリフが『残り1割2分2厘…』になっちゃってて。
をいをい、計算が合わないよ!(爆)
今回初めてのミスだったのか、それとも狙いなのか?
友達と「これが定番になっちゃったら、六平さん大変だね〜」と笑いあってしまった。

4)アキラいぢめられる
アキラ(阿部サダヲ)がサリババ先生の仕掛けた罠にかかってしまうシーン。
サリババ先生が縄を振り回すので、トオルの身体が右に左にと動くんだけど
(実際に縄はなく、2人で合わせるだけ。サダヲちゃんの運動神経に脱帽っす)
フェイントをかけられたのか、トオルの身体が1回余分に動いてしまったの。
してやったりと笑う野田さんに、やられたーとばかりに笑うサダヲちゃん。
客席には背を向けていたんだけど、少しだけ見える横顔がとても可愛かった〜。
それから、サリババ先生が『着ていると見えなくて、脱ぐと見えるものは?』と
なぞなぞを出して、『答えは夜に』で終わっちゃったの。
ホントにソワレで答えを言ったんだろーか?

5)執念のアイコンタクト
「最前列に座ってるんだもの、サダヲちゃんと見つめ合わねば」とばかりに
カーテンコールの時はひたすらサダヲちゃんを見ておりました(笑)
あまり近場は見ずに真ん中辺りに視線をさまよわせることが多いサダヲちゃんも
殺気を感じたのか、チラッとこちらを見てくれた。
その間わずか0.1秒。えぇ、間違いなく見つめあいましたとも(爆)
せっかくの最前列なんだから、このくらいの勘違いは許してぇ〜。

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (0)