レインマン
2006/02/12 Sun 13:00
東京グローブ座/1階H列20番
演出・脚本/鈴木勝秀 原作/バリー・モロー
音楽/横川理彦 美術/二村周作 照明/倉本泰史 音響/井上正弘
衣裳/原まさみ 演出助手/長町多寿子 舞台監督/二瓶剛雄
プロデューサー/河出洋一(TBSテレビ)
出演/椎名桔平、橋爪功、朴ろ(王偏に路)美、大森博史
<STORY> 若き日に家を飛び出したチャーリーは事業がうまくいかず苛々の日々をおくっている。心を閉ざしてしまったチャーリーを恋人・スザンナは心配するが、かえって二人の関係もギクシャクしてしまう。そんな中、チャーリーの元に父親の死が伝えられる。チャーリーは遺産目当てに帰郷するが、相続は会ったこともない兄のものとなっていた。兄・レイモンドが自閉症であることを知ったチャーリーは、遺産を手にいれるために施設から彼を連れ出してしまう。当初は金のみが目的であったチャーリーだったが、旅を続けていくうちに二人の関係は変わっていき…。
演出・脚本/鈴木勝秀 原作/バリー・モロー
音楽/横川理彦 美術/二村周作 照明/倉本泰史 音響/井上正弘
衣裳/原まさみ 演出助手/長町多寿子 舞台監督/二瓶剛雄
プロデューサー/河出洋一(TBSテレビ)
出演/椎名桔平、橋爪功、朴ろ(王偏に路)美、大森博史
<STORY> 若き日に家を飛び出したチャーリーは事業がうまくいかず苛々の日々をおくっている。心を閉ざしてしまったチャーリーを恋人・スザンナは心配するが、かえって二人の関係もギクシャクしてしまう。そんな中、チャーリーの元に父親の死が伝えられる。チャーリーは遺産目当てに帰郷するが、相続は会ったこともない兄のものとなっていた。兄・レイモンドが自閉症であることを知ったチャーリーは、遺産を手にいれるために施設から彼を連れ出してしまう。当初は金のみが目的であったチャーリーだったが、旅を続けていくうちに二人の関係は変わっていき…。
1988年に公開された映画「レインマン」を世界で初めて舞台化した作品。
映画をリアルタイムで観た割には断片的なシーンしか記憶になかったし
椎名さんと橋爪さんという組み合わせがどうなんだろう?と思って悩んでいたんだけど
スズカツさん演出だということに気付き、とりあえず行ってみることにした。
いやぁ、行って良かった〜。
シンプルなセットとシンプルな演出、シンプルな(4人だけの)出演者で
いくつかのエピソードを経てチャーリーとレイモンドの心が通い合っていくのが
すごくよく伝わってきて、感動のあまり後半は涙が止まらなかったもの。
映画を観ても泣かなかったというのに。<昔過ぎて覚えてないだけかも(^^;
以下、印象に残ったこと
・セット
回り舞台の中央に曇りガラス(素材はポリカーボネイトとか?)の衝立状の壁があり
その壁を中心にそれぞれの方向に八百屋舞台になっている。
いくつかの透明な箱が椅子になり、テーブルになり、ベッドになり。
このセットの無機質さと登場人物(の心)との対比がさらに感動を深めてくれる。
・椎名桔平さん
テレビで見てる分には割と好きな役者さんだったんだけど(特に『ブラックアウト』の時)、
『調教師』で舞台に立っている姿を観た時はあまりピンとこなかったの。
でも、今回は登場した瞬間に「かっこいい〜」と思えたし(少し痩せたかな?)
芝居にも、役柄にもすごく馴染んでいるように見えた。
(途中、2箇所ほどセリフが飛びそうになってたけど・笑)
・橋爪功さん
私の中にはテレビで見る飄々としたイメージしかなかったんだけど、
レイモンドになり切っていて「スゴイ!」としか言いようがない。
感動の大半は橋爪さんの演技によるものだったと言っても過言ではないと思う。
特に、チャーリーの肩に頭をもたせかけるシーンなんて涙なしでは見られないほど。
リフティングのシーンではチラッと素顔が垣間見えたのも微笑ましかった。
(あと1回というところで失敗し、ボールをチャーリーの元へ持って行く時の顔)
会場中が一緒になって回数を数えていて、
無事に20回出来て抱き合った2人には惜しみない拍手が送られていた。
しかし、毎回あれをやるのは辛かろう…
電話で登場する弁護士の声が遠藤憲一さんっぽいなぁと思っていたらビンゴでした。
(エンケンさんの公式サイトで確認)
映画の予告でもすぐに「エンケンさんだ」とか思っちゃうし、もしかしたらファンなのか?
以前、新宿の地下道ですれ違った時に虜にされちゃったのかな(笑)
(でも、あの顔を近くで見るのはちょっとコワイ…)
関連 <e+ Theatrix!>
『舞台レインマン』 製作発表レポート
【インタビュー】椎名桔平&橋爪功 出演!「舞台 レインマン」
「舞台版 レインマン」公開通し稽古レポート
関連 <blog>
しのぶの演劇レビュー: TBS『レインマン』02/03-19東京グローブ座
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映画をリアルタイムで観た割には断片的なシーンしか記憶になかったし
椎名さんと橋爪さんという組み合わせがどうなんだろう?と思って悩んでいたんだけど
スズカツさん演出だということに気付き、とりあえず行ってみることにした。
いやぁ、行って良かった〜。
シンプルなセットとシンプルな演出、シンプルな(4人だけの)出演者で
いくつかのエピソードを経てチャーリーとレイモンドの心が通い合っていくのが
すごくよく伝わってきて、感動のあまり後半は涙が止まらなかったもの。
映画を観ても泣かなかったというのに。<昔過ぎて覚えてないだけかも(^^;
以下、印象に残ったこと
・セット
回り舞台の中央に曇りガラス(素材はポリカーボネイトとか?)の衝立状の壁があり
その壁を中心にそれぞれの方向に八百屋舞台になっている。
いくつかの透明な箱が椅子になり、テーブルになり、ベッドになり。
このセットの無機質さと登場人物(の心)との対比がさらに感動を深めてくれる。
・椎名桔平さん
テレビで見てる分には割と好きな役者さんだったんだけど(特に『ブラックアウト』の時)、
『調教師』で舞台に立っている姿を観た時はあまりピンとこなかったの。
でも、今回は登場した瞬間に「かっこいい〜」と思えたし(少し痩せたかな?)
芝居にも、役柄にもすごく馴染んでいるように見えた。
(途中、2箇所ほどセリフが飛びそうになってたけど・笑)
・橋爪功さん
私の中にはテレビで見る飄々としたイメージしかなかったんだけど、
レイモンドになり切っていて「スゴイ!」としか言いようがない。
感動の大半は橋爪さんの演技によるものだったと言っても過言ではないと思う。
特に、チャーリーの肩に頭をもたせかけるシーンなんて涙なしでは見られないほど。
リフティングのシーンではチラッと素顔が垣間見えたのも微笑ましかった。
(あと1回というところで失敗し、ボールをチャーリーの元へ持って行く時の顔)
会場中が一緒になって回数を数えていて、
無事に20回出来て抱き合った2人には惜しみない拍手が送られていた。
しかし、毎回あれをやるのは辛かろう…
電話で登場する弁護士の声が遠藤憲一さんっぽいなぁと思っていたらビンゴでした。
(エンケンさんの公式サイトで確認)
映画の予告でもすぐに「エンケンさんだ」とか思っちゃうし、もしかしたらファンなのか?
以前、新宿の地下道ですれ違った時に虜にされちゃったのかな(笑)
(でも、あの顔を近くで見るのはちょっとコワイ…)
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