IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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恐れを知らぬ川上音二郎一座
シアタークリエ/15列25番

作・演出/三谷幸喜  美術/堀尾幸男  照明/服部基  衣裳/黒須はな子  音響/井上正弘  ヘアメイク/河村陽子  邦楽/杵屋五七郎、鳥羽屋長秀  音楽/荻野清子  プロダクション・アソシエイト/佐藤万里  舞台監督/松坂哲生  宣伝美術/タカハシデザイン室  CGオペレーション/Studio Gumbo  プロデューサー/小林香、小嶋麻倫子  スーパーヴァイザー/宮崎紀夫  製作/東宝

出演/ユースケ・サンタマリア(川上音二郎)、常盤貴子(川上貞)、戸田恵子(助川タエ)、堺雅人(伊達実)、堺正章(甲本与之助)、浅野和之(津田山蔵人)、今井朋彦(飯尾床音)、堀内敬子(伊東カメ)、阿南健治(大野熊吉)、小林隆(小村寿太郎)、 瀬戸カトリーヌ(ホイットモア夫人)、新納慎也(野口精一)、小原雅人(綿引哲人)、ベーカー・ウィリアム・ヒュー(ヘンリー・アーヴィング)

<STORY> 今から108年前の明治32年、川上音二郎は妻の貞奴や劇団員を連れてアメリカ巡業の旅に出る。言葉の通じない異国での公演は悪戦苦闘の連続。挙句に悪徳マネージャーに金を持ち逃げされ、まさに踏んだりけったり。ボロボロの状態で辿り着いたボストンの街で、音二郎が目にしたのはイギリスの名優ヘンリー・アーヴィングが演じる「ヴェニスの商人」。大入り満員の客席に、音二郎は「俺たちもこれをやろう!」と決意し、たった一晩の稽古で日本版「ヴェニスの商人」をでっち上げてしまう。観客はどうせ外人だからと、台詞もデタラメ。言葉に詰まったら「スチャラカポコポコ」で切り抜けようという、はっきり言って無茶苦茶な公演。音二郎一座、起死回生のこの舞台、果たして成功するのか?
今日はシアタークリエのオープン日。
劇場のこけら落としには興味がないけど、そこで上演されるのが三谷作品だったら話は別。
仕事を無理やり終わらせてタクシーで劇場に向かい、時間ギリギリに滑り込んだ。ふぅー。

期待してた三谷さんの解説はなく、いきなり弁士(堺正章さん)が登場して
川上音二郎と貞の半生を駆け足で振り返るところから話はスタート。
事前知識として必要なのは分かるんだけど、この寸劇はいつまで続くんだ?と途中で飽きてしまった私(^^;
(ここではブレヒト幕を使っていたので『決闘!高田馬場』を思い出した。演出もやや歌舞伎チックだったような…)
で、やっとアメリカに渡った一行の話が始まり、後は三谷さんお得意のシチュエーションコメディが展開されていく。
面白かったんだけど、1年以上前から告知されていたにもかかわらず脚本の上がりも遅かったようだし、さらにプレビュー初日ということもあって、まだまだ練りあがってないなという感じ。
ちょっと不安だった常盤貴子さん(以前の舞台ではちょっと…)も役柄が合っているのか良かったし、津軽弁(山形弁って言ってる人もいたけど、出身は金木町って言ってたから津軽弁だと思う)でまくしたてる堀内敬子さんをはじめ、他の役者さんも良かったけど、唯一、ユースケだけが…
悪い訳じゃないんだけど、なんか浮いちゃってるのよね。
「見たまんま、軽いだけじゃん」と突っ込みたくなることがしばしばで、私には周りの人間がついていきたいと思うような魅力や人間的深さが足りなかったように感じられたの。無難すぎるとは思うけど、生瀬さんあたりの主演で見たかったな。
ま、この辺も徐々に変わっていくとは思うので、次に行く時(12月後半)に期待しようっと。
それから、特定の役者の顔だけを見ていたいという方以外は、真ん中より後ろで観ることをオススメします。全体も見えるし、通路を通る役者さんもよく見えるし、意外な出演者(笑)も楽しめるので。


でもって、シアタークリエ。
開演前はギリギリだったので何も感じなかったけど、休憩時間や終演後の混雑ぶりといったら凄かった。
地下の女性トイレの入口と出口が別なのは流れがスムーズになるのでいいと思うんだけど、出口のところまでトイレの列が来ちゃってるし、その向こうには売店で飲み物を買う人が列を作ってるし、やっとそこを抜けても中央の椅子に座って軽食を取ってる人や立ったまま歓談してる人が多すぎて居場所もない。
仕方ないので、私は1階まで上がって休憩してた。
一番驚いたのは終演後に帰ろうとした時のこと。
エレベーターは2基しかなかったので階段の方が早いだろうとそちらに向かったら
「混み合っていますのでお待ちください」と使用を制限していたの。
えーっ、そんなのってあり〜?
確かに、休憩時間に階段を使った時、なんか軽い音がするなとは思ったんだけど
普通に流れる人の重さにも耐えられないような階段なんか作るなよ(-_-;;
シアターコクーンの1階部分やPARCO劇場よりもキャパがあることを考えたら、ホワイエも狭すぎだし、せっかく新しく作ったのに何だかもったいない。
これも公演を重ねるにしたがって、何とかなっていくんだろうか??
観劇 > 2007年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (0)