IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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NYLON100℃ 27th SESSION 「消失」
紀伊國屋ホール/G列9番

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
舞台監督/福澤諭志+至福団  舞台美術/島次郎
照明/関口裕二  音響/水越佳一  映像/上田大樹
大道具/C-COM舞台装置  小道具/高津映画装飾
演出助手/山田美紀  制作/花澤理恵
制作助手/市川美紀、土井さや佳、寺地友子
企画・製作/株式会社シリーウォーク
出演/犬山イヌコ、みのすけ、三宅弘城、大倉孝二、松永玲子、八嶋智人

<STORY> 誕生する時、死する時 栽培する時、抜き取る時 殺害する時、癒す時 破壊する時、建設する時 泣く時、笑う時 嘆く時、踊る時 石を投げる時、石を拾う時 抱きあう時、別れる時 探し求める時、失う時 取っておく時、捨てる時 破る時、縫いあわせる時 黙る時、話す時 愛する時、憎む時 戦争の時、平和の時 −だが、すべてはほんの一時、やがてなにもかも消えてなくなる。
前回観た「カメレオンズ・リップ」が個人的には不完全燃焼だったので
作・演出のケラではなく、出演者を目当てに観に行ったの。
ネット上の感想ではなかなか評判が良かったので期待してたんだけど
ホントに面白かった〜。
話も分かりやすかったし、なんといっても出演者が良い!
お目当てだった大倉さん、三宅さん始め、みんながピッタリと役にハマっていて
誰一人見逃しちゃならないと必死で舞台を見つめてしまった(^^;
大倉さんの生真面目な姿、みのすけさんの捉えどころのない雰囲気、
三宅さんのパカっぽいキャラと身体能力(これは必見!)…
中でも一番の収穫は犬山さん。
私の中ではあまり良くないイメージがあったんだけど
(多分、あの特徴ある声で勝手に変なイメージを作ってしまってたんだと思う)
こんな素敵な女優さんだったのねぇ。なんか、今まで損してた気分。
八嶋さんは舞台上で観るのは初めてだったけど、テレビと同じだった(^^;

話はチャズ(大倉孝二)とスタンリー(みのすけ)の兄弟を中心に進んでいくんだけど
最初は笑いが大半を占めていて、所々に意味ありげなセリフや伏線がはられてる。
そして、それがラストへと収束していくのは見事だった。
以前は邪魔だと思っていた合い間合い間にスクリーンに流れる文章も
役者さんが変に説明的なセリフを言わないためと思えば、全然気にならなかったし。
ただ、月の話は別になくてもいいんじゃないかな?と思わないでもなかったけど。
それにしても、芝居を観ててこんなに笑ったのは久しぶりだったわ。
もう大倉さんとみのすけさんが並んでるだけで可笑しいの。
(その他の登場人物もみんな小柄だから、誰と並んでも可笑しかったんだけど)
単に、私のツボにはまっただけかもしれないけどね(^^;

生き残った人間と死んでいった人間の違いってなんなんだろう?
私には「現実を受け入れられるか、否か」ぐらいしか思い浮かばなかった。
タイトルやチラシに書かれた相反する言葉たちを読んでいると
色々考えさせられることはあるけど、上手く言葉に出来ない。
ま、何かを感じられれば、別に言葉にする必要はないんだろうけどね。

ラストは生ける者と死せる者が舞台に現れ、死せる者のシルエットが浮かび上がる…
はずが、セットが倒れちゃって、大倉さんのシルエットが無くなってた。
このハプニングはかなり痛いんじゃないの?
だって、シルエットがなかったら、このシーンの意味がないじゃん。
まさか、これが演出な訳はないよね?(ーー

今回の上演は休憩なしの2時間45分(超?)という長丁場。
何とかなるかなと思っていたんだけど、椅子の座り心地が良くなくてかなり辛かった。
開演前のアナウンス(なかなか面白くてヒット♪)で村岡希美さん(多分)が
「一緒に頑張りましょう」って言ってたけど、ホントに頑張ったって感じ(笑)
そんな中、隣に座っていた小母さまは開演するなり白河夜船で、軽いいびきまで出る始末(-_-;;
いびきをかくと隣の旦那さんらしき人が軽くつついて起こすんだけど
フフなんて恥ずかしそうに笑って姿勢を正したと思ったらまたすぐ寝るの繰り返しで
「何しに来たんだろう?」と「ここまで寝れるのはスゴイなぁ」という思いがループしちゃった(笑)
それから、上演中に何度も携帯のバイブ音が聞こえてきて、かなり気が散る。
せっかく劇場に足を運んでいるんだから、
お互い必要最低限のマナーを守って気持ちいい時間を過ごしましょう。

入場時に、劇場の入り口で中島かずきさんと坂井真紀さんが話してるのを見かけた。
座席に座る2人の間が空いていたので、誰か来るのかな?と思っていたら水野美紀さんが。
「お〜、アカドクロチームだ〜」と心の中で叫んだ私でありました(^^;

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (1)
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ナイロンは97年ごろに2本観て、それ以来になります。 当時、「なんか合わないなー
こんな感じ? ::: 2004/12/18 01:29