IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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透明人間の蒸気(ゆげ)
新国立劇場 中劇場/1階11列32番

作・演出/野田秀樹
美術/堀尾幸男  照明/小川幾雄
衣装/日比野克彦  美粧/柘植伊佐夫
選曲・効果・演出補/高都幸男  振付/川崎悦子
演出助手/坂本聖子  舞台監督/矢野森一
芸術監督/栗山民也  主催/新国立劇場
演奏/福原寛菜、松坂典子、山田貴之
出演/宮沢りえ、阿部サダヲ、野田秀樹、高橋由美子、手塚とおる、有薗芳記、大沢健、秋山菜津子、六平直政 ほか


<STORY> 結婚詐欺師のアキラは鳥取砂丘まで逃げてきたところでサリババ先生と暮らしている三重苦のヘレン・ケラと出会う。天皇の勅命を受け「二十世紀で消滅してしまうもの」を収集する華岡軍医らに捕まり、事故で透明人間になってしまったアキラだが、ただ一人ケラだけは彼の姿が見えていた…
優先で入手したチケットが端の方だったので
一般で取った多少後ろのセンター寄りの席で見ることにしたんだけど、これが大正解。
客席が思ってた以上に広がった扇形だし、ステージもかなり奥行きがあったから
前方の端の方の席は結構見づらいんじゃないかな。
観客はおじさん度が高く、評論家らしき人を除いても相当数いたように思う。
「オイル」の時はそうでもなかったと思うので、劇場によるものなのかな?

ステージには大きな日章旗が幕代わりにかけられていた。何かの暗示?
オープニングから度肝を抜かれること多し。
ステージ上にセットが何もなくて空間が広がってるだけ(奥行きは20〜30M位?)だし
群舞というか動きがいかにも野田チックだったし、衣装もスゴかったし。
(パンフに衣装・日比野克彦とあったのを見てたので納得だったけど)
そして、登場した面々(手塚・高橋・有薗・大沢)のインパクトといったら
よく言えば個性的。悪く言ったら、ちょっと怖い。
特に、手塚さん。近くで見たくない怖さだよ〜(泣)
そうこうする内に、ヘレン・ケラ(宮沢りえ)が奥から走って出てきた。
マジっすか? 見てるだけで息が切れそうなんですけど…
さらにケラを追う形で登場したサリババ先生(野田秀樹)の髪型。
セリフにもあったけど、サザエさん張り(日本髪とはちょっと違う?)で
そのおかしさに目を奪われて、野田秀樹だってことに気付かなかったくらい(^^;
でも、無駄な動きとテンションの高さは「オイル」と同じだった。さすが(笑)
そして、待望の透アキラ(阿部サダヲ)が登場。
(ハリコナチックな髪型だったんだけど、あの当時の若さはなかった・笑)
心なしか鼻が赤かったような…
最初は動き回ることが多くて、「忍法帖」に続いてじゃキツイんじゃないかなと思ったけど
話が進むにつれて動きも少なくなってきたので一安心。
ちょっと、声は枯れてたような気がしないでもないけど。
で、透明人間になってからのアキラの姿は青い服に青いヅラ。
私には妖怪人間ベロにしか見えなかったわ。(本物のベロの服は赤いようだけど)
おかげで『ベル先生』と言うセリフが『ベロ先生』に聞こえて仕方なかった(笑)
その後、アキラがケラを残して砂丘を去っていくシーンがあったんだけど
加速猿飛を思い出してクスッとしたり。(私だけかな?)
最後は、嘘ばかりだったアキラがケラとの約束を守って砂丘に戻って来るんだけど
銃で撃たれて死んでしまうの。(もちろん銃撃者には見えてない)
その間アキラのセリフが一言もなくて、それが逆に切なかったな。
最後の「人は(砂丘に)足跡をつけに来るんじゃない。消しに来るんだ」というセリフにも
深く考えさせられて。(出演者全員が裸足になってるのも余計意味ありげで)

サダヲちゃんは別格として(笑)、宮沢りえがすごく良かった。
滑舌はいいし、声も通るし、アイドル時代しか知らない私はビックリ。
肝心の話の方は、大筋では理解できるんだけど、
言葉遊びが激しくて完全についていくことが出来なかった気がする。
気になった言葉について考えてるうちに、次に気になる言葉が出てきちゃって
思考がセリフのスピードについていけてないって感じかな。
次に観る時は、また少し理解できてるといいんだけど。

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (0)
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