偶然の男
2004/08/08 Sun 14:00
スフィアメックス/D列11番
作/ヤスミナ・レザ 共訳/小田島恒志、大磯仁志
演出/鈴木勝秀 美術/中村公一
照明/大石真一郎 音響/井上正弘
衣装/小園秀穂、三本木寿美
ヘアメイク/Michou. 演出助手/長町たず子
舞台監督/二瓶剛雄 舞台製作/CAT、加賀谷吉之輔
制作/熊谷由子 制作協力/スフィア
版権コーディネーター/マーチン・R,P・ネイラー
企画製作/シーエーティプロデュース 製作/江口剛史
出演/長塚京三、キムラ緑子
<STORY> ある列車のコンパートメントに偶然向かい合って座った男と女。男は初老の人気作家。女はその作家のファンで、バッグの中にはたまたま彼の著作「偶然の男」が入っている。作家に声をかけようか、彼の本をここで読んでいいか迷う女。そんな彼女の熱い視線を不思議に思う男。二人の間に会話はない。それぞれの胸の内が交互にモノローグで語られていく。作家は、日常の不安、娘のフィアンセのこと…。女は、日々のストレス、別れた夫のこと…。そしてラスト10分、ついに二人の会話が始まる。
作/ヤスミナ・レザ 共訳/小田島恒志、大磯仁志
演出/鈴木勝秀 美術/中村公一
照明/大石真一郎 音響/井上正弘
衣装/小園秀穂、三本木寿美
ヘアメイク/Michou. 演出助手/長町たず子
舞台監督/二瓶剛雄 舞台製作/CAT、加賀谷吉之輔
制作/熊谷由子 制作協力/スフィア
版権コーディネーター/マーチン・R,P・ネイラー
企画製作/シーエーティプロデュース 製作/江口剛史
出演/長塚京三、キムラ緑子
<STORY> ある列車のコンパートメントに偶然向かい合って座った男と女。男は初老の人気作家。女はその作家のファンで、バッグの中にはたまたま彼の著作「偶然の男」が入っている。作家に声をかけようか、彼の本をここで読んでいいか迷う女。そんな彼女の熱い視線を不思議に思う男。二人の間に会話はない。それぞれの胸の内が交互にモノローグで語られていく。作家は、日常の不安、娘のフィアンセのこと…。女は、日々のストレス、別れた夫のこと…。そしてラスト10分、ついに二人の会話が始まる。
最近、すっかりスズカツワールドにはまっている私。
話も面白そうだし、役者も良さそうだしと、初めてスフィアメックスに向かった。
天王洲アイルなんて1回くらいしか行ったことないから、ちょっと迷ったけど、
矢印通りに進んだらいつの間にか劇場に到着してた(笑)
中は想像以上に狭い上に、F列から階段上になっていたので
もっと後ろでも良かったかな。っていうか、もっと後ろが良かったなぁ。
ただでさえ見づらいのに、前の男性の頭が結構邪魔で(-_-;;
シーンによってはかなり動いてしまったので、私の後ろに人には申し訳なかったかも。
セットは中央に列車のコンパートメントがあって、
その周りにはカフェテーブルやら木のテーブル、そしてなぜか石が敷き詰められている。
しかも、玉砂利とかではなく、川原にあるような少し大き目のゴツゴツしたもの。
凡人の私には最後までその意図は分からなかったけど(汗)
投げたり、積み上げたりと劇中で活躍(?)はしていた。
ただ、役者さんがその上を歩くのは非常に大変そうだったけど。<それも狙いなのかな?
2人芝居、しかもほとんどモノローグなんてどうやって演出するんだろう?と思っていたの。
芝居が始まって、マルタ(キムラさん)、ポルスキー(長塚さん)が座席に着くとすぐに暗転、
照明が点くと席に座っているのは白い人形(関節で動くようになっている)に代わっていた。
それだけで「さすが、スズカツさん」と思ってしまう私は非常に単純だ(^^;
後はひたすら2人のモノローグが続くんだけど
ポルスキーは娘の結婚相手(かなり年上のドイツ人)がぼそぼそと喋るのが気に入らないと言いつつ
自分もぼそぼそと話してるし(話すというよりほとんど愚痴)
マルタは食べたり飲んだりしながら、ひたすら自分の過去を語り続ける。
モノローグだから、それぞれの語りにシンクロする部分がある訳でもなく
最初はちょっと慣れなかったけど、段々惹きこまれていった。
なんといっても、マルタ役のキムラさん。
私はこの人の芝居を観るのは初めてだったんだけど、ものすごく可愛いの。
その表情や仕草に、何度微笑んでしまったことか。
そして、ラスト10分で2人の会話が始まると、何ともいえない温かい気持ちになって
最後はうっすらと涙まで浮かんでいた(^^;
感動とはちょっと違うんだけど、すごく優しい気持ちになれたというか…
出来ることなら、私もこんな偶然にあってみたいよ〜(笑)
終演後、背後から「もっと早く話せばいいのにねぇ」という会話が聞こえてきた。
それじゃこのお芝居が成り立たないじゃん。
ある意味、とても新鮮な感想でございました(笑)
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話も面白そうだし、役者も良さそうだしと、初めてスフィアメックスに向かった。
天王洲アイルなんて1回くらいしか行ったことないから、ちょっと迷ったけど、
矢印通りに進んだらいつの間にか劇場に到着してた(笑)
中は想像以上に狭い上に、F列から階段上になっていたので
もっと後ろでも良かったかな。っていうか、もっと後ろが良かったなぁ。
ただでさえ見づらいのに、前の男性の頭が結構邪魔で(-_-;;
シーンによってはかなり動いてしまったので、私の後ろに人には申し訳なかったかも。
セットは中央に列車のコンパートメントがあって、
その周りにはカフェテーブルやら木のテーブル、そしてなぜか石が敷き詰められている。
しかも、玉砂利とかではなく、川原にあるような少し大き目のゴツゴツしたもの。
凡人の私には最後までその意図は分からなかったけど(汗)
投げたり、積み上げたりと劇中で活躍(?)はしていた。
ただ、役者さんがその上を歩くのは非常に大変そうだったけど。<それも狙いなのかな?
2人芝居、しかもほとんどモノローグなんてどうやって演出するんだろう?と思っていたの。
芝居が始まって、マルタ(キムラさん)、ポルスキー(長塚さん)が座席に着くとすぐに暗転、
照明が点くと席に座っているのは白い人形(関節で動くようになっている)に代わっていた。
それだけで「さすが、スズカツさん」と思ってしまう私は非常に単純だ(^^;
後はひたすら2人のモノローグが続くんだけど
ポルスキーは娘の結婚相手(かなり年上のドイツ人)がぼそぼそと喋るのが気に入らないと言いつつ
自分もぼそぼそと話してるし(話すというよりほとんど愚痴)
マルタは食べたり飲んだりしながら、ひたすら自分の過去を語り続ける。
モノローグだから、それぞれの語りにシンクロする部分がある訳でもなく
最初はちょっと慣れなかったけど、段々惹きこまれていった。
なんといっても、マルタ役のキムラさん。
私はこの人の芝居を観るのは初めてだったんだけど、ものすごく可愛いの。
その表情や仕草に、何度微笑んでしまったことか。
そして、ラスト10分で2人の会話が始まると、何ともいえない温かい気持ちになって
最後はうっすらと涙まで浮かんでいた(^^;
感動とはちょっと違うんだけど、すごく優しい気持ちになれたというか…
出来ることなら、私もこんな偶然にあってみたいよ〜(笑)
終演後、背後から「もっと早く話せばいいのにねぇ」という会話が聞こえてきた。
それじゃこのお芝居が成り立たないじゃん。
ある意味、とても新鮮な感想でございました(笑)
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