IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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マダム・メルヴィル
スフィアメックス/G列22番(座布団席)

作/リチャード・ネルソン  演出/鈴木裕美
脚本/鈴木早苗  翻訳/吉岡裕一
美術/松井るみ  照明/吉川ひろ子  衣装/関けいこ
音響/井上正弘  ヘアメイク/スタジオAD
舞台監督/二瓶剛雄  舞台製作/加賀谷吉之輔
版権コーディネイター/マーチン・R,P・ネイラー
票券・宣伝/インタースペース
主催・制作/テレビ朝日、シーエイティプロデュース
出演/石田ゆり子、成宮寛貴、村岡希美、五森大輔


<STORY> 1966年、パリ。アパートの一室。文学教師マダム・メルヴィルのクラスに父親の仕事の都合でアメリカからパリへ移り住んだ15歳の少年カールが入ってくる。パリの空気や友人に馴染めず、どこか孤立した雰囲気を持つカールに、美しく聡明なメルヴィルは好意にも似た関心を抱く。彼女はまだ学生だった頃、美術教師と恋に落ちた自らの経験をカールに重ね合わせた。メルヴィルは文学や芸術、愛についてカールに語り、彼もそんな彼女に応えるように知性の目を開いていく。どちらかが望んだことなのか、偶然か、一夜をともにする二人。教師としての立場や、思うようにいかない現実の自分の恋愛。思春期の彼を慈しむ想いと、愛と性とセックス。一晩と一日という短い時間の中で二人が共有し、経験したすべてが、そのアパートの一室にあった。
最初はそんなに行く気じゃなかったのに
チケットは完売、オークションでも定価以上で取り引きされていると知ると
何が何でもいってやる〜という気になってしまった(^^;
(えぇ、えぇ、自分が天邪鬼だということは重々承知しております・笑)
で、当日券を求めて電話しようとしていたのをすっかり忘れてしまい
思い出したのは発売から2時間近く経ってから。
「もう売り切れてるだろうけど、状況(発売枚数や売れ行きなど)の確認をしよう」と電話したら
まだチケットがあるって言うじゃないの。
座布団席と言われたにもかかわらず、思わず購入手続きを取ってしまったわ(^^;
(腰の調子、他の芝居との兼ね合いで、観劇後はこの行動を激しく後悔した)
座布団席といっても、実際には高さ20cmくらいの丸椅子(背もたれなし)にクッションという
思ってたよりもまともな席だったけど、さすがに2幕はキツかった。
おまけに、人気公演だけあって座席もギリギリまで増やしてたようだし
舞台も一部が客席とフラットになっていて、高いところでもせいぜい50cmくらいだったから
非常に見づらくて、床に座られちゃうと役者さんの姿も見えなくなっちゃう。
だから、何が起こっているのか分からなくなることもしばしばで。
スフィアメックスでの私の座席運はイマイチなのかも(-_-;;

私が成宮くんを見るのはVodafoneのCM以外ではほとんど初めて。
木更津キャッツアイに出てたらしいんだけど、記憶に無いし
名前もよく分かってなかったし。
芝居が始まったら、私の知っている顔ではなかったのでどうしようかと思った(^^;
CMだと可愛い感じだったけど、実際に見ると顔も身体も微妙にバランスが崩れていて
自分の知っている姿とうまく合致しないというか。
変に成宮くんが出演してると考えなければ良かったのかな?
カーテンコールで笑ってる顔はVodafoneと一緒だったので、ちゃんと分かったけど(笑)
そういえば、カーテンコールで花を持って舞台に駆け寄るファンがいたけど
それって成宮くんの舞台では普通のことなの?
あまりそういうシーンは見たことなかったからビックリ。
ちなみに、観客の8割は成宮ファンではないかと思われます。

肝心の芝居について。
成宮くんも石田さんも悪くなかったけど、一番良かったのは村岡希美さん。
ナイロン100℃の公演で何度か観たことはあるんだけど
何となく静かなイメージがあったの。
でも、この芝居ではとても弾けていて、今までのイメージが覆されたわ。
彼女が演じるルースはすごく可愛らしい女性で
この存在がマダム・メルヴィルとカールの関係を救いのあるものにした気がする。
内容は60年代のパリならありそう、フランス映画にありそうな感じで
演出の仕方次第では18禁にもなりそうな…(笑)
でも、石田さんの口からカーマスートラとか毛ジラミという単語が出ても
あまりいやらしく感じないのよね。
そういった意味では、いいキャスティングだったのかも。
もちろん、最後は別れが待っているんだけど
その別れのシーンを繰り返す意味がよく分からなかった。
うーん、私はまだまだだな。
劇場が小さいせいか匂いもきちんと演出に組み込まれていたので
途中で無性にコーヒーが飲みたくなってしまった(^^;


座布団席は開演ギリギリに入場なので、ロビーでボーっとしていたら
ピンクのスーツにサングラスという目立つご婦人がやってきた。
関係者らしき人がパンフを渡し、席まで案内していたので
かなりのVIPなんだろうなーと思っていたら
休憩時間に、そのご婦人は若尾文子さんだということが判明。
こんなところで見かけるなんて意外だったけど
少し前に同じ制作の舞台に出られてたようなので、その関係だったのかな?

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (0)