IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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髑髏城の七人
日生劇場/1階K列20番

作/中島かずき  演出/いのうえひでのり
美術/堀尾幸男  照明/原田 保  衣装/小峰リリー
ヘアメイク/高橋功亘  振付/川崎悦子  音楽/岡崎司
音響/井上哲司  音効/山本能久、大木裕介
小道具/高橋岳蔵  特殊効果/南義明  映像/樋口真嗣
演出助手/坂本聖子、小池宏史  舞台監督/芳谷研
制作/真藤義一、柴原智子
制作協力/劇団☆新感線、ビレッヂ  主催・製作/松竹
出演/市川染五郎、鈴木杏、池内博之、高田聖子、三宅弘城、粟根まこと、高杉亘、ラサール石井、佐藤アツヒロ ほか

<STORY> 時は天正十八年。戦国の雄、織田信長が逆臣の手にかかり倒れてから八年。天下統一は浪速の猿面冠者、豊臣秀吉の手でなされようとしていた。ただし、唯一関東を除いては。いまだ荒夷の気風を残す関東を瞬く間に手中に収めたものがいた。黒甲冑に身を包んだ武装集団“関東髑髏党”の首魁で、自らを“天魔王”と名乗る仮面の魔人である。関東の大平野に忽然とそびえる漆黒の城こそ、かれらの居城、“髑髏城”であった。天下統一を狙う秀吉の最後にして最大の敵となった天魔王。風雲急を告げる関東荒野。そこに奇しき縁にあやつられるかのように集まる者たち…
アカドクロを観たらアオドクロも観なくちゃいかんだろーということで行って参りました。
染さまの「今後は歌舞伎一本で…」という発言もあったので、
舞台上にいる染さまはこれが見納めかなと感慨にふけりつつ(ちょっと嘘)の観劇。
(機会があったら、歌舞伎も観に行きたいとは思ってるんだけど)
連れが新感線FCで取ってくれたチケットなので、ほぼ真正面で花道も近く非常に観やすかった。
くーっ、新国立のアカドクロもこんな席で見たかったよ〜。

オープニングの映像はなかなかいい感じだったし
歌あり、踊りありとアカドクロよりも新感線チックな演出になっていたんだけど
全体的には今ひとつだったのよねぇ。
比べること自体がナンセンスなんだろうけど、観客の心理としてはどうしても比べちゃう。
まず、染さま。
見た目は完全にアカに勝ってる(笑)んだけど、この捨之介は軽すぎる気がした。
深みが感じられないというかね。
でも、天魔王は断然アオの方が良かったわ。
やはり、美形の悪というのは様になるのかしらん?(笑)
カンテツ(雁鉄斎)もアカとは違うキャラで楽しかったんだけど
私の好きだった三宅さんは一体どこへ?(爆)
他の出演者たちはまぁどっこいどっこいといったところかな。
(忠馬と極楽太夫の関係性がイマイチではあったんだけど)

で、私がアオドクロを今ひとつと思ってしまった原因、それは沙霧と蘭兵衛。
この2人はちょっとミスキャストだったんじゃないかなぁ。
沙霧は一生懸命さは伝わってくるんだけど
声が高いせいもあるのか、子供が騒いでるようにしか聞こえないし
動きも捨之介への想いも不完全な感じ。
蘭兵衛に至っては…
すみません、なぜキャスティングされたのか全く分かりません。
別に池内さんのことを嫌いなわけじゃないし、テレビで見てても何も思わなかったけど
この芝居(時代物)は無理だったと思う。
殺陣もひどかったし(刀の扱いも、周りとの呼吸も全然合ってなかった)、
立ち居ふるまいも不自然だったし(歩いている時の手の置き場すらおかしかった)、
何よりセリフ回しが蘭兵衛じゃなかったの。
言葉に重みがなく、上滑りな感じとでも言うのかな。
アカの途中から加わった蘭の演出も、なんだかとってつけたようになっちゃってたし。
終わり近くでこれなんだから、最初の頃はかなりのものだったんじゃないだろうか?

アカとアオのいいとこ取りのキャストで観られたら良かったんだけど
今のままじゃ、多分、私の中にはアカドクロの記憶しか残らないでしょう…(^^;

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (1)