IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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丹下左膳
新橋演舞場/1階3列10番

原作/林不忘  監修・脚本/水谷龍二
演出/小野鉄二郎  美術/松野潤
照明/五十嵐正夫  音楽/後藤浩明  音響/原島正治
殺陣/宇仁貫三  江戸ことば指導/藤浦敦
所作指導/猿岩吉代  演出助手/藤井清美
舞台監督/赤羽宏郎、中島幸則、石戸達郎
後援/日本テレビ  製作/松竹株式会社
出演/中村獅童、辺見えみり、梶原善、山口馬木也、酒井美紀、六平直政、あめくみちこ、長谷川朝晴、麿赤兒、上杉祥三ほか

<STORY> 八代将軍吉宗の側近愚楽老人の計略で日光東照宮造営を担当させられた柳生家では、莫大な資金をどのように捻出するか苦悩していた。そこへ、柳生家の家宝「こけ猿の壺」には先祖が蓄えた百万両の隠し場所がしるされているという知らせ。しかし、つい先頃柳生源三郎が婿入りの引き出物にとその壺を江戸に持っていってしまっていた。早速柳生の使者が源三郎の後を追う。一方、密偵から壺の秘密を聞いた愚楽も壺を我が物にしようと刺客を放つ。やがて壺は人から人へ転々と渡り、ついに丹下左膳の手に・・・
新感線以外で時代物の舞台なんて観たことないような気がするけど
愛しの(?)善ちゃんが出てるから観に行かねばーと思っていたの。
でも、チケット発売日にチェックしたらあんまりいい席がなかったから
(前の方の席は獅童絡み、劇場絡みで押さえちゃってたんだろうな)
それなりの席が手に入ったら観に行こうかな、にトーンダウン(^^;
しかも平日の17時開演は絶対無理なので、この週末を外したら行けなかったんだけど
運良くほぼ1枚分の金額で2枚を手に入れて、無事に観劇してきた。
前の方だったので空席にするのももったいないと思って
「寝ててもいいから」とあまり乗り気でない友達を連れて行ったら、ホントに寝てた。
あなたの根性には脱帽です(笑)

内容は「さすが時代劇!」ってな感じで話も登場人物(のキャラ)も単純明快、
非常に分かりやすかった。
深読みする必要もなく、ただ舞台を観てればいいっていうのは楽でいいやね。
こういうのが本当の意味での娯楽なんだろうな。
舞台転換が多かったり、休憩が多かったりで、あまり集中できなかったんだけど
(1幕約1時間→休憩30分→2幕約45分→休憩25分→3幕約50分)
それでも結構楽しめたのは、脇を固めるキャストのおかげかな?
お目当ての善ちゃんと長谷川さん(元?ジョビジョバ、最近お気に入りなの♪)始め、
六平さん、あめくさん、初見の麿赤兒さん(大森南朋さんの父上)に山口さんと
なかなかの芸達者が揃って、個人的には主役よりも目を奪われていたような…(^^;
チョビ安役の子もいい意味で舞台慣れしてるというか、こまっしゃくれてるというか(笑)
セリフや動きで怪しいところもあったんだけど、それを動じることもなく上手く誤魔化してて
ある意味、一番の大物だったかも(笑)
もちろん、主演の中村獅童もなかなか良かったわ。
オープニングでは歴代の丹下左膳の映像が白い幕に映されていて
(著作権、肖像権の関係なのか古い人ばかりで私は萬屋錦之助しか分からなかった;;)
それに見入ってると、いきなり幕を破って左膳が登場するとか
カーテンコールのラストではブルーハーツの「僕の右手」が流れてるとか
随所に中村獅童ならではの演出も見られたし。
しかし、いくら動きが激しいとはいえ、あんなに汗をかくものなの?
歌舞伎役者は汗をかかないもんだと思ってたから
まるで頭にホースを仕込んだコントのように水が滴り落ちてるのを見てビックリよ(笑)
最後はブルーハーツの曲に合わせて舞台から花道まで動き回り
懐に入っていた小道具の財布が客席に落ちるというハプニングが。
あのお財布は無事に返却されたのだろうか? それとも…

そうそう、2幕のオープニングシーンで左膳が伝六(でんでん)の髷を取っちゃうんだけど
「で、でんろく、取れちゃった…」みたいなセリフがあったので
ハプニングかと思いきや、思いっきり演出だったらしい。
くぅーっ、騙された(>_<)

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (2)