IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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ロック・ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
PARCO劇場/Z列10番

作/ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
翻訳・演出/青井陽治  音楽監督・編曲/横山英規
美術/二村周作  照明/吉川ひろ子  音響/山本浩一
衣装/伏見京子  ヘアー/赤間賢次郎  メイク/久保田直美
演出助手/槇圭一郎  舞台監督/北条孝、上田光成
制作/田中希世子、村田篤史
企画協力/ポスターハリス・カンパニー
企画・製作/株式会社パルコ、株式会社ニッポン放送
出演/三上博史、エミ・エレオノーラ、横山英規、中幸一郎、テラシィイ、 近田潔人

<STORY> 1960年代後半の東ドイツ。少年ハンセルは、自由を得て、ロックシンガーになる夢を叶えるため、米兵との結婚を決意し性転換手術を受けることとなる。ところが手術は失敗、股間には1インチの男性自身=怒りの1インチ(アングリーインチ)が残ってしまう。渡米後に離婚。ロックバンドを組み、ヘドウィグの名で活動し始める。ベビーシッターのバイトで知り合った17歳の少年トミーに愛情を注ぐが、トミーはヘドウィグのオリジナル曲すべてを盗んでビルボードNO.1のロックスターになってしまう。裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を引きつれトミーの全米コンサートをストーカーのように追い、近くの小さな会場で歌い続ける。果たしてヘドウィグは、自分の魂である歌を取りもどし、捜し求めていた「愛」に出会うことができるのか・・・。
去年ぐらいからよく芝居を観に行くようになったんだけど(きっかけはサダヲっちかな?)
そうすると、毎回大量のチラシを貰うのよね。
昔は何も考えずにすぐ捨ててたんだけど、段々きちんと見るようになり
今では行った公演のチラシは保存するようにまでなってしまった(^^;
最初は出演者や劇団だけで行きたい公演を選別してるんだけど
何度もチラシを貰っているうちに興味を惹かれる芝居が出てきて。
(演劇におけるチラシの効果は絶大だ。ちゃんと読めば、だけど・笑)
これもそのうちの一つで、映画は見てないけど話の内容は大まかに知っていたから
三上博史がどう演じるんだろう?って興味が沸いてきて、急遽行くことに。

舞台は完全にライブハウスのようになっていて
手前の左右に置いてあるベッドやソファが無ければ
自分が何を見に来たのか分からなくなるほど。
何となくそのステージに圧倒されつつ席に向かうと、
そこには黒い膝掛けと「演出の都合上〜」という紙が置いてあった。
(センターブロックの2列目まではビニールのカッパが置いてあった)
一体、どんな演出なんだろう?と期待半分、不安半分で開演を待つ。
(でも、寒がりの私にはちょうどいい防寒具だったかも・笑)

ヘドウィグは客席から登場して、私の横を通り抜けて行ったんだけど
なんともいえない香り(ちょっとお香のような感じ)がしばらく漂ってた。
良かった、変な匂いじゃなくて(爆)
ヘドウィグがステージに上がるといきなり演奏が始まって
その音の大きさと意表をついた始まりにビックリ。
この椅子はボディソニックなの?というくらい全身で音を感じるの。
おまけに、立ち上がって腕を振り上げてる人もいたりして
自分が何を観に来たのか、一瞬分からなくなるほど(笑)

とにかく「すごい!」としか言いようがない舞台だった。
三上さんは約2時間の上演中、ヘドウィグからトミーに変わる時以外(一応、二役)は
ずーっと舞台上にいて、歌いっぱなしのしゃべりっぱなし。
笑い、泣き、怒り、悲しみ…すべての感情を吐き出してた。
ライブ中のMCという形をとっているので、
どこまでが演出で、どこからがアドリブなのかが分かりづらいんだけど
(演技として笑ってるのか、本当に笑ってるのか区別がつかなくて)
それが余計に、本物のヘドウィグが歌い、話しているという感覚をもたらしてくれるというか。
あまりにも自分とはかけ離れた話なので、涙するまでには至らなかったけど
ヘドウィグの悲しさはすごく伝わってきた。
あまりにも強烈過ぎるので、すぐには観たくないけど(笑)、
少し時間をおいてからまた観たいな。

水除けの出番は、ライブ中にヘドウィグが「これがロックよ」と言いながら
口に含んだ水を噴きだすシーンと、胸から取り出したトマトにかぶりつくシーンの2回。
私も微かながら、お水がかかりました。
稲葉さん(B'z)より先に三上さんの聖水がかかるなんて(爆)

それから、途中で「あなたたちも登場人物なんだから、リアクション考えて」と言ってたけど
あまりリアクションせずにすみません(^^;
ただただ圧倒されておりました。

開演前に河原雅彦・ともさかりえ夫妻、終演後に小倉智昭さんを見かけた。
(浅野温子さんも来てたらしいけど、残念ながら気付かなかった;;;)
ともさかさんの妊娠報道の後だったので、
あんな大音量で大丈夫だったかしら?などといらぬ心配をしてみたりして(^^;
でも、先に河原さんに気付くあたり、私も段々と演劇ヲタになってきたかしら?(笑)

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (0)