IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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赤鬼 〜タイバージョン〜
シアターコクーン/エリア指定35番

作・演出/野田秀樹
翻訳/プサディ・ナワウィチット
共同演出/ニミット・ピピットクン
美術・衣裳/日比野克彦
照明/海藤春樹
選曲・効果/高都幸男
出演/野田秀樹、ドゥァンジャイ・ヒランスリ、ナット・ヌアンペーン、プラディット・プラサートーン ほか

<STORY> 村人に疎んじられる「あの女」と頭の弱いその兄「とんび」、女につきまとう嘘つきの「水銀(ミズカネ)」が暮らしていた海辺の村に、異国の男が打ち上げられたことから物語が始まる。言葉の通じない男を村人達は「赤鬼」と呼び、恐れ、ある時はあがめ、最後には処刑しようとする。彼と唯一話ができる「あの女」も同様に処刑されそうになる。「水銀」と「とんび」は捕らえられた二人を救い出し、赤鬼の仲間の船が待つ沖に向かって小船を漕ぎ出すが、船影はすでになく、四人は大海原を漂流するのだが…
ステージは長方形で白く、舞台上には赤いガラス瓶と太鼓が置いてあるだけで
ロンドンVer.よりもさらにシンプルになっていた。
その代わり(?)に出演者はかなり多く
全員が白い服を身にまとい踊っている姿は、それだけで圧倒される。
そして、登場した赤鬼は本当に異形の鬼のようで
顔はまだらに白く塗られ、右目も白くなっているし、
身にまとっているのは何色もの毛糸で編まれた(表現しづらい)服。
正視するのも怖かった。
だからこそ、逆に意思の疎通が図れた時の喜びや最後の悲しみが増幅されたようにも思うけど。
途中から脚の長さが不揃いのテーブルが出てくるんだけど、これがまたスゴくて
脚の長さを変えて不安定にすることによって動きを出し、
船になり、洞窟になりと色々な物に姿を変えていくの。
ロンドンVer.を観て話の流れが分かっているせいもあるんだろうけど
こういった出演者(衣装も含めて)や道具の使い方はタイVer.の方が良かった。
(同じアジア人として、外見に親近感を覚えたせいもあるかも・笑)
良かったんだけど、あまりに粛々としているせいか、途中で眠気に襲われたりして(^^;
エリア席の一番前に座っていたので、かなり辛かったわ。

実は私、ちょっとだけ芝居に参加してしまいました(笑)
↑にも書いた通り、今日の席はエリア席の一番前でステージにかなり近かったの。
開演前に連れと「近いねー。怖いねー。でも、楽しみだねー」などと話していたら
1人の女性が私の元にやってきて「お願いがあるんですけど」と言うので
座席の移動でもお願いされるのかと思ったら
「これを自分の物のように膝の上に置いておいて下さい」とバッグを渡されたのね。
芝居中に使う小道具だったんだけど、「ひぇーっ」って感じでしょ?
(連れは大ウケで、横で大爆笑してた)
いつそのシーンが来るか分からないから、緊張しながら芝居を観てしまったわ(^^;
芝居が始まって、割とすぐに使われたんだけど
(とんびがバッグを投げ、赤鬼が返しに来るというシーン)
また使うかも…と思ったら、膝から下ろすことも出来ず、
最後までバッグを抱えたままで観劇してしまいました(^^;
まぁ、いい記念として心のアルバムに保管しておきましょう(爆)

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観劇 > 2004年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (2)