砂の器
2004/10/01 Fri 12:30
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今さらながら、「砂の器(上)(下)」を読んだ。
大分前に読んだことはあるんだけど、細かい内容はすっかり忘れていたから
テレビドラマ化された時からもう一度読もうと思っていたの。
でも、天邪鬼な私は「ドラマの影響で読むんです」と思われたくなくて
ほとぼりが冷めて表紙が元に戻るまで(ドラマ放映時は中居君だった)待っていたという訳。
(現在、同じような理由で『人間の証明』を読むのを控えてる・笑)
いや、間違いなくドラマの影響で再読したんだけどね(爆)
で、読み返してみて驚いた。
松本清張ってこんな文章書いたっけ?
この小説ってこんなご都合主義だっけ?
こんな中途半端な終わり方だったっけ?
私が松本清張にはまって小説を読み漁っていたのは十数年も前のことだから
記憶があやふやになってるのは分かるんだけど、久しぶりに読んだらかなりの違和感。
もっと文章が上手いと思ってたし(別に下手な訳じゃないんだけど)
内容もいくら刑事の勘とはいえ、色んなことを都合よく事件と結びつけちゃうんだなとか
今西刑事が主役とはいえ犯人側の感情が一切書かれてないのも消化不良だなとか
(ドラマは犯人が中心だったから、そのせいかも)
そんなことばかりが浮かんじゃった。
とはいえ、他の作品も再読してみようかなと思ったりもするんだけど。
人の感じ方は年月を経るごとに変わっていくから、読書日記でもつけておけば良かった。
そういえば、私が初めてPCを買ったのは持っている本のデータ化が目的だったんだよな。
その頃はMS-DOSが主体で、NECの98シリーズを買ったような気がする。
結局、FDの読み込みがおかしくなって(当時はデータはFDに保存)途中で止めちゃったんだっけ。
PCを買ったせいで、私の口座は半年ほど赤字になってたというのに(爆)
その後、FDを修理して会社の人に売ったから半分くらいは回収できたけど。
って、いつの間にか本の感想じゃなく回想になってるよ(^^;