IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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吉原御免状
青山劇場/1階F列24番

原作/隆慶一郎  脚色/中島かずき  演出/いのうえひでのり
美術/堀尾幸男  照明/原田保  衣装/小峰リリー
音楽/岡崎司  音響/井上哲司  音効/大木裕介、末谷あずさ
振付/川崎悦子  日舞振付/飛鳥左近  所作指導/松本錦升
殺陣指導/田尻茂一、川原正嗣、前田悟
ヘアメイク/河村陽子  小道具/高橋岳蔵  特殊効果/南義明
演出補/小島靖  演出助手/山崎総司  舞台監督/芳谷研
協力/新潮社  企画/前田三郎  制作/柴原智子
エグゼクティブプロデューサー/細川展裕
企画製作/劇団☆新感線、ヴィレッヂ
出演/堤真一、松雪泰子、古田新太、京野ことみ、梶原善、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、藤村俊二ほか

<STORY> 時に明暦三年八月十四日。肥後熊本の奥深い山中から、亡き師・宮本武蔵の遺言に従い山を下り、江戸最大の遊郭・吉原へと赴いた松永誠一郎。「ここは極楽だよ。そして地獄かな」謎の老人・幻斎が、謎の言葉で誠一郎を迎えた、その時。吉原を不穏な殺気が取り巻いた。次々と襲いかかる秘密組織「裏柳生」の総帥・柳生義仙。それに抗し、誠一郎の助太刀を買って出る旗本・水野十郎左衛門。血で血を洗う暗闘の中、戦いの理由を問う誠一郎に、義仙が言う。「神君御免状はどこだ?」。将軍家剣術指南役、天下の柳生が何故吉原を襲うのか。義仙が狙う「神君御免状」とは何か。吉原誕生に隠された大いなる謎を追ううちに、誠一郎は己自身の出生の秘密を知ることになる。そして吉原きっての美しき名太夫、勝山と高尾。ふたつの切ない恋心が、誠一郎に寄せる熱い情けの奥底に、沈むおんなたちの哀しみとは…
新感線FCに入っているにもかかわらず、チケ取りに非常に苦労してしまった。
前回の『荒神』といい、一体なんなんだよー(-_-;;
やはり、客演の力はすごいということなのか?
かく言う私も、「堤さんと善ちゃんが出るんだもん。絶対行かなきゃ♪」などと
思ったクチではありんすが(^^;
そんな人気公演もネットでの評判は賛否両論あって
多少の不安を抱えつつの観劇だったけれど、私としては全然OK。
大満足とまではいかなくても、十分楽しめた。
ただ、この金額だとリピートしなくてもいいかなーと思ったりしたけど(^^;

特筆すべきは何といっても堤さんのカッコよさ♪
ざんばら髪で立ち回りする姿の美しいことと言ったら。
義仙(古田さん)との立ち回りシーンなんて、感動のあまり泣きそうになっちゃったよ。
ただ、あのふんどし姿はちょっといただけなかったわ。
肩幅に比べて細すぎるお尻&太ももがなんとも言えず…(以下自粛)

ウワサには聞いていたけれど、本当に新感線の面々のギャグは皆無だった。
笑いのないじゅんさん、粟根さん、右近さんが新鮮と言うか、物足りないと言うか…
その分、気を吐いてたのが善さんだけど
セリフに力が入りすぎていて、やや空回り気味のような気も。(私は好きだけどね)
おひょいさんもあの飄々としたキャラは良かったのに
肝心なシーンでセリフを噛んでくれちゃってガックリ(-_-;;

残念だったのは高尾太夫。
キャストを見た時点で、一番「ん?」と思った人ではあったんだけど
あの勝山に相対するにはちょっと弱いというか、全然魅力が感じられなかった。
(これはあまり好きな女優さんじゃないからかも;;)

観劇後、原作の「吉原御免状」と続編の「かくれさと苦界行」を読んでみた。
うーん、原作の方が面白いかも。
これは舞台化するに当たって細部が省略されてしまうので仕方ないとは思うけど
高尾と勝山の捉え方の違いに驚いた。
どうしてこんなに変えちゃったんだろう?
変更ありきのキャスティング? キャスティングありきの変更?
などと意地悪なことを考えてみたり(^^;
しかし、年齢差を超えて誠一郎を演じきっていた堤さんはやはりスゴイ!


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観劇 > 2005年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (0)