IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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城 Das Schloss
新国立劇場 小劇場/C4列6番

原作/フランツ・カフカ(池内紀訳『カフカ小説全集3』より)
構成・演出/松本修
美術/島次郎  照明/沢田祐二  音楽/斎藤ネコ
音響/市来邦比古  衣裳/太田雅公
ヘアメイク/林裕子  振付/井手茂太
文芸助手/宮坂野々  演出助手/川畑秀樹
舞台監督/米倉幸雄  芸術監督/栗山民也
主催/新国立劇場
出演/田中哲司、坂口芳貞、小田豊、真那胡敬二、石村実伽、大崎由利子、石井ひとみ、葉山レイコ、松浦佐知子ほか

<STORY> Kは深い雪の中に横たわる村に到着し、とっさに「城から招かれた測量士だ」と言ってしまう。村での滞在には城からの許可証が必要と言われ、城と連絡を取ろうとするが、どうやっても連絡が取れない。様々な手段で城を目指すものの、城はかなたに見えているのに、村で足止めを食い、どうしてもたどり着けないのだ。ひとまず村での生活を始めると、怪しげで個性的な人物たちがKを取り巻く。小役人の典型のような村長には翻弄され、瓜二つの二人の男には一方的に助手としてつきまとわれ、果ては酒場で働く役人の愛人と同棲する羽目に陥るなど、不可思議な人物がKの前に次々と現れては消えてゆく。Kは"城"という名の目に見えぬ巨大な官僚機構に行く手を阻まれ、奇怪な人物たちに翻弄され続ける。果たしてKは謎につつまれた"城"にたどり着けるのか・・・
最近お気に入りの哲さん主演なのでチケットを取ってみたものの
原作がカフカだし、上演時間が休憩含んで3時間45分だし
開演前は最後まで耐えられるか不安だったの(^^;
でも、始まってみたら意外に(といっては失礼か;;)面白くて、そんなに長く感じなかった。
ただ、椅子の座り心地があまり良くなかったので、後半は結構辛かったかな。

カフカというと難解、不条理というイメージがあって
話についていけないんじゃないかと思ってたけど、それほどでもなく
登場人物(化粧や衣装、動きなどの可笑しさ)や時折入るパフォーマンスが
いいアクセントになって、割とすんなり話に入っていけた。
でも、決して話を理解できたわけではない(^^;
この「城」という小説は未完ということで、
どのような終わり方をするのだろう?という興味もあった。
今日の時点では小説を読んでいないので何とも言えないけれど
(興味が出たので読んでから、千秋楽を観劇する予定)
一応、きちんと終結していたんじゃないかな?
終わりというか、始まりというか、無限ループに陥っていく気もするけど
芝居としてはアリだと思う。

ステージは客席と同じ高さで、奥は3階建て、黒一色のセット。
そこに芝居序盤から雪が舞い落ち、キレイだった。
立ち位置を示す蛍光テープが目立ちすぎていて、ちょっと興醒めの気もしたけど
それも狙いだったのかしら?(星空のようでもあったし)
左右には3つずつドアがあり、そのドアを自由自在に動かすというのも面白かったな。
客席の真ん中は通路になっていて、そこからの出入りも多かった。
通路横の席だった私は、そこを哲さんが通り、立ち止まる度にドキドキしてた(^^;
そして、それ以上にドキドキしたのがKとフリーダのラブシーン。
予想もしていなかったし、舞台では観たこともなかったので
驚くとともに、見事な脱ぎっぷりに感嘆したのでした。
でも、あまりに○○過ぎて、終わり頃のペピーのセリフに笑えなかった(-_-;;
哲さんも細いんだけど、ちょっと年齢を感じさせるというか…(以下自粛)

他にも色々と感じたこと、思ったことはあったはずなんだけど
感想も書かずに放置していたら、すっかり忘れてしまった(^^;
千秋楽を観たら、また思い出すかな?

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観劇 > 2005年 | posted by Naolin | comments (0) | trackbacks (1)