ルル 〜破滅の微笑み〜
2005/04/09 Sat 19:00
世田谷パブリックシアター/1階F列9番
原作/F・ヴェデキント(ルル二部作「地霊」「パンドラの箱」)
構成・演出/白井晃 脚本/能祖将夫
音楽・映像/nido 美術/松井るみ 振付/井手茂太
照明/高見和義 音響/井上正弘 衣装/前田文子
ヘアメイク/林裕子 演出助手/豊田めぐみ
プロダクションマネージャー/堀内真人
技術監督/眞野純 舞台監督/安田武司
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
出演/秋山菜津子、古谷一行、根岸季衣、増沢望、浅野和之、小田豊、みのすけ、岸博之、石橋祐、まるの保
<STORY> あらゆる男の欲望に火をつけ、燃え上がらせる運命の女ルル。あらゆる男の幻想を誘い、溺れさせる宿命の女ルル。
その女が微笑むとき、世界は喜びに震えながら滅びていく。
原作/F・ヴェデキント(ルル二部作「地霊」「パンドラの箱」)
構成・演出/白井晃 脚本/能祖将夫
音楽・映像/nido 美術/松井るみ 振付/井手茂太
照明/高見和義 音響/井上正弘 衣装/前田文子
ヘアメイク/林裕子 演出助手/豊田めぐみ
プロダクションマネージャー/堀内真人
技術監督/眞野純 舞台監督/安田武司
主催/(財)北九州市芸術文化振興財団
出演/秋山菜津子、古谷一行、根岸季衣、増沢望、浅野和之、小田豊、みのすけ、岸博之、石橋祐、まるの保
<STORY> あらゆる男の欲望に火をつけ、燃え上がらせる運命の女ルル。あらゆる男の幻想を誘い、溺れさせる宿命の女ルル。
その女が微笑むとき、世界は喜びに震えながら滅びていく。
今回は内容というより主演の秋山さんが観たくて劇場へ足を運んだ。
芝居をよく観に行くようになるまで存在すら知らなかったけど
どんな芝居でも外れがないというか、ただただ感嘆してしまうことが多くて
今一番好きな女優さんなの。
今日のチケットも座席を確認しながら選び、
あまり前よりも観やすいからと6列目を選んだはずだったのに
前5列が潰されてステージになっていたので最前列だった(@_@;;
半円形に突き出したステージの上に、下が空洞になった四角いステージがあり
その両脇に椅子が2脚ずつ置いてあるんだけど、手前の椅子との距離はほんの1M。
近過ぎる上に、椅子に人が座ったら奥が見えなさそうという不安もあって
嬉しいというより、困った。(案の定、見えないシーンがあったし)
プロローグから始まりAct1からAct7まで、休憩を挟んで3時間10分ぐらいだったけど
非常に面白くて飽きることなく観られた。
一番良かったのは、やはり秋山さん。
近くで見るとそれなりに年齢を重ねているのは分かるんだけど
それをものともしないで、魅力あるルルを演じていた。
今回も演技のみならず、歌にダンス(パフォーマンス)にと
非の打ちどころが無い(というのは少し大げさかな?)活躍。
完全に役に入り込んでいるのか、カーテンコールの時も表情は硬いまま。
プロローグやActの間に挟みこまれたIMAGEでは
井出さん振付のダンス(パフォーマンス)を役者全員で。
八百屋舞台になっているので、踊りづらかっただろうけど
そのダンスがいいアクセントになっていたと思う。
唯一、古谷さんだけは踊らず、ただ歩き回るだけで
それが狙いなのか、どうしても踊りたくないだけなのか分からなかったんだけど
アフタートークでの話によると、どうも後者だったらしい。
せっかくなんだから、踊ってみれば良かったのに(笑)
白井さん演出の芝居は「溺れた世界」に次いで2作目だけど
余計なものがないと言うか、凛としてると言うか、
セットや時折使われる映像や音楽も一体となって心に沁みわたってくる。
救いようのない終わり方なのに、そう感じないのは白井さんだからなのかな。
音楽と映像のコラボレートもすごく良かった。
担当したnidoというユニットのメンバーには意外な人の名前もあって
(詳細はhigh_ridasさんのまったくを参照)
今まであまり好きじゃなかったけど、このユニットは要チェックだわ。
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芝居をよく観に行くようになるまで存在すら知らなかったけど
どんな芝居でも外れがないというか、ただただ感嘆してしまうことが多くて
今一番好きな女優さんなの。
今日のチケットも座席を確認しながら選び、
あまり前よりも観やすいからと6列目を選んだはずだったのに
前5列が潰されてステージになっていたので最前列だった(@_@;;
半円形に突き出したステージの上に、下が空洞になった四角いステージがあり
その両脇に椅子が2脚ずつ置いてあるんだけど、手前の椅子との距離はほんの1M。
近過ぎる上に、椅子に人が座ったら奥が見えなさそうという不安もあって
嬉しいというより、困った。(案の定、見えないシーンがあったし)
プロローグから始まりAct1からAct7まで、休憩を挟んで3時間10分ぐらいだったけど
非常に面白くて飽きることなく観られた。
一番良かったのは、やはり秋山さん。
近くで見るとそれなりに年齢を重ねているのは分かるんだけど
それをものともしないで、魅力あるルルを演じていた。
今回も演技のみならず、歌にダンス(パフォーマンス)にと
非の打ちどころが無い(というのは少し大げさかな?)活躍。
完全に役に入り込んでいるのか、カーテンコールの時も表情は硬いまま。
プロローグやActの間に挟みこまれたIMAGEでは
井出さん振付のダンス(パフォーマンス)を役者全員で。
八百屋舞台になっているので、踊りづらかっただろうけど
そのダンスがいいアクセントになっていたと思う。
唯一、古谷さんだけは踊らず、ただ歩き回るだけで
それが狙いなのか、どうしても踊りたくないだけなのか分からなかったんだけど
アフタートークでの話によると、どうも後者だったらしい。
せっかくなんだから、踊ってみれば良かったのに(笑)
白井さん演出の芝居は「溺れた世界」に次いで2作目だけど
余計なものがないと言うか、凛としてると言うか、
セットや時折使われる映像や音楽も一体となって心に沁みわたってくる。
救いようのない終わり方なのに、そう感じないのは白井さんだからなのかな。
音楽と映像のコラボレートもすごく良かった。
担当したnidoというユニットのメンバーには意外な人の名前もあって
(詳細はhigh_ridasさんのまったくを参照)
今まであまり好きじゃなかったけど、このユニットは要チェックだわ。
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