IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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Shuffle -シャッフル-
PARCO劇場/X列15番

作・演出/後藤ひろひと
美術/島川とおる  照明/笠原俊明
音響/井上正弘  衣装/関口ようこ
演出助手/高野玲  舞台監督/二瓶剛雄  
プロデューサー/尾形真由美
制作協力/吉本興業株式会社
企画・製作/パルコ株式会社
出演/伊原剛志、奥菜恵、山内圭哉、三上市朗、風花舞、平田敦子、松谷賢示、澤田育子、後藤ひろひと、石野真子、鹿内孝

<STORY> SHUFFLE(シャッフル)と呼ばれる自称もてもて刑事が、ある窃盗事件を担当する。シャッフルは今まで通り事件を解決するはずが、なんと犯人が美人であったため隙をつかれて大怪我をしてしまう。そして、病院で目覚めるとシャッフルの脳内にとんでもない事が起きていた! 彼の記憶の中にある人の顔がバラバラに入れ替わっているのである。見ている顔と実際の顔が正確に一致しないため、彼は相手を中身で判断しなければならなくなった。果たして、彼は窃盗犯を逮捕できるのか? 顔がシャッフルされてしまう“シャッフル病”は治るのか? 捜査に協力した女性警備員との関係は?
これまた、行こうか行くまいか悩んでた公演だったので
とりあえず一般発売にチャレンジしてみて、座席次第でどうするか決めようと思ったら
なんと最前列のセンター近くが取れてしまった。(本当に行きたい人に怒られそう;;)
なので、迷うことなく観劇することに決定(笑)
とは言え、毎度のことながら大して予備知識がある訳でも、下調べするでもなく
近くで観られる役者さんたちを堪能して来ようぐらいにしか思ってなかったの。
でも、その期待の無さが良かったのか、すごく面白かった〜。
私のツボにはまったというのもあるんだろうけど、今年観た中では一番笑えたわ。
特に妖精姿の大王、アイドル時代を彷彿とさせる真子さんに拍手!(パチパチ)

話のキーになるのが「相貌失認」という病気。
これは後天的な脳の損傷によって生じ、
視覚そのものは正常なのに知っている人の顔が認識出来ない、というもの。
聞いたこともない病名だったので、大王のオリジナルかと思ったんだけど
調べてみたら現実にある病気だった。
一応、日本にはいない(認識されていない)とされているので
認知度も低いんだろうけど、よくこういう病気を見つけてきたなぁ。
この相貌失認と石野真子を結びつけるのがまたスゴイ。
大王はかつて真子ファンだったに違いない(笑)

全体の雰囲気はアメリカンコミック。
セットに書かれたイラストも、出演者の衣装(原色が中心)も、そして内容も。
私の中でアメコミは「なんとなく雑で、話も大雑把かつ荒唐無稽」なイメージなんだけど
変に浮くことも空回りすることなく、観ていて楽しめたと言うのは
役者の力量か、はたまた作・演出の力なのか。
照明やセットも上手く使われていて、
本当にアメコミを読んでるような気分にさせられたシーンもあったほど。
(特にシャッフルがラミーを追いかけてるシーンとか)

実は私、まだアイドルだった頃の真子ファンだったりする(笑)
引退直前に出た「MAKO PACK」なる3枚組のレコードを買ったこともあるぐらいで
さすがにコンサートに行ったことはないけど、シングル曲はかなりの確率で歌えるし。
そんな私の記憶が確かならば、セットに書かれていたイラスト(大半が真子さん)は
アイドル時代の写真や映像を元に書かれているはず。
なんか、見覚えのあるものばかりだったんだもの〜。
(注:私は真子さんより年下のれっきとした女性です・笑)

こうやって書いてると、いつまでも続いてしまいそうなので
面白かったこと、印象に残っていることを箇条書き。
・三つ葉幸子(奥菜恵)のダルメシアン顔(勝手に命名・笑)と博多弁
・ラミー(山内圭哉)のカツラ七変化(実際には3〜4種類?)
・相貌失認の説明をする時に出てきた大王の妖精姿
・シャッフルの情報屋を演じる女優陣(奥菜・風花・濱田)
 →両手をあげ、中腰で足を開き「よっ」
・フリルいーっぱいのアイドル衣装を着た真子さん
・ダイアモンドに語尾に「サー」を付けて話すようアドバイスするJOKER(大王)
 →話しかける相手の梶野(三上市朗)が群馬出身のため(群馬の方言?)
・簡単な4ケタの数字も覚えられないBJ(松谷賢示)
・自分のあだ名が肉まんだと知った時の剣(平田敦子)と撃たれた後に根性をみせた剣
・とてもハードボイルドなラストシーン
 →話が引き締まったような、余計だったような。まだ消化しきれず。
時間をかければもっと出てきそうだけど、とりあえずこの辺で。

最初のカーテンコールは石野真子「ハートで勝負」をバックに、っていうか生歌だよ〜。
もう20年以上前の歌なのに全然古臭くないし、
歌ってる真子さんも年齢を感じさせずアイドル時代そのままって感じで可愛い。
歌詞の♪フラッシュ まぶしいあなたなら♪のフラッシュを
シャッフルに変えて歌っていたような…
あまり記憶が定かではないので、私が勝手に聞き違えただけかもしれないけど(^^;
3度目のカーテンコールで、大王からのお言葉。
・「駅前劇場向きの作品をPARCO劇場でやってしまいました」
・「よくアンケートに『群馬をバカにしてるんですか?』とありますが、その通りです(笑)」
・「締めの言葉を○○な(肝心な部分を忘れてしまった;;)女優さんにお願いします。
(心当たりのない女優陣がソワソワしだすと…)伊原剛志さん(笑)」
そして、指名された伊原さんの
「群馬、好きです。ありがとうございました」
という非常にシンプルかつ共演者の笑いまで誘う挨拶で締め。
出演者は中央の扉から捌けて行くんだけど
扉の内側で全員でポーズとってるのも良かった。

もう1回ぐらい観に行っちゃいそうだ(笑)


<関連Blog>
Nya's Manor: 「SHUFFLE - シャッフル - 」感想
某日観劇録: パルコ制作「Shuffle」パルコ劇場

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観劇 > 2005年 | posted by Naolin | comments (6) | trackbacks (2)