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「血の起源」は歌と肉体的なイメージだけで構成された台本である。
イランの館で上演されたという記録はあるが、
未上演といってもいいだろう。

とある。
ただでさえ理解しがたい寺山作品なのに(少なくとも私には)
これでは分かるはずもなく…(-_-;;
私の想像(創造)力では舞台上の動きについていくのが精一杯だった。
でも、生の演奏も主演３人のダンスも凄かった。
終演後のトークショー(安寿ミラさん＆西島千博さん)でも話題になったけど
水能(造語だけど、ピッタリな言葉)の舞台が斬新かつ印象的。
約1時間20分ほどだったけれど、内容が濃密過ぎて
演じる方にとっても観る方にとってもこれが限界の長さだったかも。

ほとんどが歌と踊りで構成されているので、セリフはほんの少しだけ。
その中で印象に残ったのは「お母さん、僕をもう一度孕んでください」というもの。
（確か、身毒丸の中にもあったような気がする）
結局はこのセリフに尽きてしまうのかな？

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