IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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いとこ同志
シアタートラム/C列18番

作・演出/坂手洋二
美術/堀尾幸男  照明/小笠原純
音響/市来邦比古  衣裳/前田文子
ヘアメイク/田中エミ  演出助手/城田美樹
舞台監督/大垣敏朗  制作助手/佐藤竜太郎
制作/長山泰久、佐藤マキ子
プロデューサー/渡辺弘  芸術監督/串田和美
企画製作/まつもと市民芸術館
出演/渡辺美佐子、串田和美、宮本裕子、佐藤アツヒロ


<STORY> 列車の座席で向かい合う熟年の男女。二人の関係は姉でも弟でもなく、いとこであり、"同志"。列車の座席という空間の中で、彼らの心の声が紡ぎ出されていく。リアルが生み出す妄想の果ての自己暗示とは…
ちょっと端の方だけど、2列目だし大丈夫だろうと取ったチケット。
行ってみたら、最前列の一番端だった。
別に最前列で観たかった訳じゃないのよ…(-_-;;

セットは夜行列車の車内。
向かい合うボックス席を見た瞬間に嫌な予感が。
案の定、芝居が始まると、見切れてるわけではないけど、
頭頂部しか見えないシーンも多く(一応、演出で配慮はしてあったけど)
こんなことなら、後ろでもいいからセンターで見たかったなぁ。
チケット買う時点で舞台セットが分かればいいのに。<無茶な要望(^^;

タイトルからしてホームドラマ系の話だろうと勝手に思っていた。
(なぜ「同士」ではなく「同志」なんだろうという疑問はあったけど)
なので、いきなりの展開にちょっとビックリ。
慣れてしまえば、あまり抵抗もなく受け入れられたけど
終わりが始まりで、始まりが終わり。
話自体はどこまでが現実で、どこからが妄想なのかよく分からなかった。
(もしかして全部妄想だったのか?)

このまま夜行列車の中だけで話が進むのは辛いなぁと思い始めた頃
列車を改装して別荘にしたという舞台設定に変わる。
その時、背後に突然現われた桜の木(多分)はすごかった。
舞台から目を離して、しばらく木を見つめてしまったほど。
後で確認したら、美術は堀尾さんだった。
昨年の「透明人間の蒸気」から気になっていたんだけど、やっぱりスゴイわ。

ラスト近く、ミミとノボルがいとこ同士の恋愛(結婚)をした著名人カップルを
お互いに挙げていくんだけど、多過ぎて聞いてるだけで疲れちゃったわ(^^;
自分には関係がないので気にしたことはなかったけど
結構メジャーなテーマなのかもしれないなぁ。

渡辺さんは生で見るのは初めてだったけど、さすがの存在感。
(「化粧」の一人芝居も観たいと思いつつ、なかなか機会がなくて)
ただ、何度かセリフを間違えて言い直していたのが気になった。
串田さんは、最初のシーンではあまりの滑舌の良さに驚いたけど
段々といつもの調子に(笑)
でも、動き的にはかなりおとなしめだった。

特に心に残ったセリフが2つ。
「忘れるってことは許すってことよ」
だから、私は許せないんだと納得。<妙に物覚えがいい

「私が人生を、生きるってことを楽しんでなかったら、もう付き合わないで」
聞いた時はこの芝居のキーになるセリフのような気がしたんだけど
最後まで観たらよく分からなくなっちゃった(^^;


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観劇 > 2005年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (1)