IT'S SHOWTIME!!
私が観たライブや演劇の感想(REVIEWなどではなく、あくまでも感想・笑)を中心とした日記です。
昔のものはWeb日記や記憶を元にちょこちょこと書き込んでいますが、
未記入のものも多いですし、古いほどいい加減です(^^;
また、ネタバレもありますので、お気をつけ下さい。

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メディア
シアターコクーン/1階A列3番

作/エウリピデス  翻訳/山形治江
演出/蜷川幸雄  美術/中越司  照明/原田保
衣装/前田文子  音楽/笠松泰洋
音響/井上正弘  ヘアメイク/佐藤裕子
振付/夏貴陽子  演出助手/井上尊晶
舞台監督/小林清隆
企画・製作/Bunkamura
主催/Bunkamura、朝日新聞社
出演/大竹しのぶ、生瀬勝久、吉田鋼太郎、笠原浩夫、松下砂稚子、菅野菜保之、横田栄司ほか

<STORY> イオルコスの王子イアソンは、叔父ペリアスに王位返還を求めていた。ペリアスは王位返還の条件としてコルキスから黄金の羊毛を持ち帰ることをイアソンに命令する。彼はコルキスの王女メディアに助けれられ、それを成し遂げるがペリアスは王位返還を拒否。メディアは魔術を使って彼を殺し、その罪でイアソンとメディアはコリントスに亡命することに。ふたりの子供にも恵まれ質素ながらも幸せな生活をしていたが、ある日、コリントスの王クレオンがイアソンを娘婿にと望む。地位と名誉、そして花嫁の若さと美しさに目がくらんだイアソンはその縁談を承諾。ここから舞台の物語は始まる。イアソンの心変わりをなげくメディアに、さらにクレオンがメディアと子供たちに追放の命令を出すらしいという噂が。メディアは復讐を心に誓い、その仕上げは“ふたりの子供を殺すこと”にあると決める。復讐の化身となったメディアは…
席に向かうと、椅子のところに何やら置いてあるのが目に入った。
それはビニールシートと水がかかる場面があると書かれた紙。
また水を使った舞台か(「血の起源」もそうだったので)と呑気に構えていたら
幕が開いてビックリ。
水を使った舞台どころか、舞台上が池になってるよ(@_@)
しかも、池の中には巨大な蓮の花(咲いてたり、蕾だったり)がたくさんあって
1本1本にライトが当てられてすごくキレイだったんだけど
この大きさじゃ役者さんの顔も隠れちゃいそうだなと思っていたら
やはり、大竹さんの顔がすっぽりと蕾の陰に収まってしまったことがあった。
そういうシーンに限って、表情の変化が見せ場だったりするのよね(-_-;;
また、舞台は三方が天井までの高い壁に覆われていて、すごい閉塞感。
追い詰められたメディアの心情を表しているのか?
(水=羊水で母性<胎内>という捉え方も。難しい…)

乳母の独白からコロス、そしてメディアの登場。
大竹さんが出てきた瞬間にすごい迫力(他に表現の仕様がない)を感じた。
登場してから最後まで、ほぼ舞台上に出ずっぱり(これはコロス達も)で
他と絡むシーンはあるものの、まるで一人舞台のよう。
あの小さな身体のどこにそんなパワーがあるのだろう?
(多少、身体がスケールアップしていたけれど・笑)
でも、その迫力が私にはキツかった(>_<)
そういえば、あまりの熱演ゆえ、どこかに衣装を引っ掛けたらしく
後半、スカートの左側に2箇所ほどかぎ裂きが出来ていた。

男優陣も出番こそ少ないものの、とても良かった。
特に生瀬さんは「こんな役も出来るのね」なんて新たな発見。
(今までの認識に問題があっただけかも?笑)

ラスト、殺したわが子を両手に抱えたメディアが龍に乗って出てくる。
これが最初の「えっ?」
メディアが舞台上から消えると、ステージ奥の扉が開いて渋谷の雑踏が現われる。
ここで二度目の「えっ?」
この演出、私的にはいただけませんでした。
話の内容も重い上に、ラストシーンがこんな感じだったので
劇場を出る私の心は近来稀に見るくらい重く、不快感でいっぱい。
帰り道に来たメールと偶然会った友人のおかげで、少し気が晴れたけど。
うーん、やっぱりギリシア悲劇は苦手だ。


開演前に勝村政信さん、深津絵里さん、戸田恵子さんを見かけた。
深っちゃんも戸田さんも顔ちっちゃ。

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観劇 > 2005年 | posted by Naolin | comments (2) | trackbacks (0)